家・倉庫片付け /家屋解体について

家屋解体をする場合の解体工事の流れの一例

あくまでも一般的な家屋を想定しています。建物の状況によって差がありますから、了解してください。
 
1番目は「見積もり」段階です。

●現場の調査
見積もりを依頼したら電話でも返事してくれる場合もあります。
ですが、それでは正確な見積もりはでませんから、実際に現場を見てもらって正式な書面の見積もりを提出していただくことが大事です。
できる限り見積もり時には立ち会うようにして処分品など内部の状況もチェックしていただくといいです。
立ち会ったほうがいいのは、その時点でスタッフの対応状況が判断できるからです。
 
●見積もりの提出
実際に解体する現場を調査していただいて見積書を提出してもらいます。
その内容・料金に納得したあとに正式契約になります。
 
2番目は、「工事前」の段階です。
 
●ご近所へのご挨拶
家屋の解体をスタートすると、騒音や埃が立ちます。
ご近所にお住まいの人たちに間違いなく迷惑・負担をかけることになるでしょう。
解体業者からの挨拶もありますが、依頼主もマナーとしてご近所に挨拶するとトラブルを避けることができます。
 
●引き込み配管や配線を撤去する手配
・電気の場合……管轄している電力会社に依頼をします。(電気の停止・電気メーターや引き込み線の撤去)
・都市ガスの場合……ガスメーターの閉栓と撤去とガス管の地境の切断の依頼をします。
・プロバンガスの場合……ガスボンベの撤去を依頼します。
・浄化槽や便槽の場合……解体業者に相談してもいいですが、専門の清掃業者に依頼をして汚物を清掃します。
・ケーブルテレビの場合……移設して引き込み線の撤去を依頼します。
・水道の場合……こちらのほうは撤去しないほうがいいです。工事中の埃の飛散を緩和するために散水としてつかうからです。
 
3番目は、「工事中」の段階です。
 
●足場や養生の組み立て
足場や養生などをするのは、どうしても高い場所での作業があるからです。
防炎シートや防音シートをかけることで、埃や騒音をできるだけ緩和するようにします。
ご近所の人たちにできるだけ迷惑をかけないようにしましょう。
 
●建物の内部の解体……内装解体
家屋の内部にあって、手作業で廃棄できるものを搬出します。
具体的には、タンスや衣類などの不要品・石膏ボード・住宅設備機器類・内部造作・瓦・建具・断熱材・サッシ・畳などがあります。
 
●建物の本体の解体
柱・梁・屋根・壁などが残っている上屋の解体です。
基礎部分を掘り起こすことで完全撤去します。ここが一番埃の舞い散る場面になります。
飛散しないように水を撒きながら解体してゆきます。
 
●廃材の分別と搬出
解体作業によって出てきた廃材を分別します。
「木材」「鉄」「プラスチック」「コンクリートのガラ」などに分けるのが一般的です。
細かい廃材は重機を使わずに手作業で分別しながらの解体し搬出してゆきます。
 
●地中の確認
この確認をしっかりしない解体業者は優良な業者ではないですから見積もりでも注意して欲しいポイントです。
家屋の解体が全て完了した後に、地中に廃材が残っていないかの確認。そして、その下にコンクリートが入っていないかの確認になります。
 
●整地
家屋の解体処理が全て終わりますと地面を水平にして整地をしますが、解体業者によって仕上がりの差は大きいです。
解体したあと、駐車場として活用するならば砕石を敷く場合もあります。
アスファルトやコンクリートによって舗装をして仕上げます。
 
●工事完了
できるだけ立ち会いをして残存物などがないかどうかをチェックすることが大事です。